一流はどこが違うのか?

その人の知性は、答えではなく質問ではかられる ー ピエール・マルク・ガストン

世界一流のパフォーマーは、別に「超能力」の持ち主ではない。彼らか作り上げた自分用のルールが、現実を曲げることを可能にしており、あまりにもうまくいっているのでそう見えるのかもしれない。だが、それは彼らが学んだ能力であり、あなたにも学べるはずな
のだ。こうした「ルール」は、風変わりな習慣やスケールか大きい質問であることが多い。

驚くほど多くの場合、その。パワーの源は荒唐無稽さにある。質問が荒唐無稽で「不可能」であるほど、回答は深いものになる。たとえば、シリアルビリオネア(連続億万長者)のピーター・ティールは、自分にも自分以外の人にも、よくこんな質問をする。

「(ある目標を達成するために10年計画を立てている場合)なぜ6カ月ではできないんだ?」

分かりやすくするために、こう言い換えてもいいかもしれない。

「あなたが10年かけて達成しようとしている目標を、今後6カ月で達成しなければならなくなった(頭には拳銃が突きつけられており、ほかに選択肢はない)。どうやって達成する?」

ここで、いったんポーズボタンを押そう。私があなたに期待しているのは、この質問について10秒間考え、その後、10年かける価値がある夢を今後数カ月間で魔法のように実現することだろうか?いや、そんなことは期待していない。しかし、この問いかけがあなたの思い込みを生産的なかたちで壊し、チョウがサナギから成虫になるように、あなたが古い殻を破り、新しい可能性とともに現れてくれればいい、とは思っている。

これまでに身につけた「普通の」やり方や、自分に課している社会的規範、スタンダードな枠組みは、この手の質問に答えるときには役に立たない。古い皮膚が不要になるように、既成の制約は捨て去らざるを得ないはずだ。そうすれば、自分の抱えた現実には、ずっと再交渉の余地かあったのだと気づくだろう。その後はただ練習あるのみだ。

私からのおすすめは、当サイトを読んでいてもっともくだらないと思った質問について、ある程度の時間をかけて考えてみることだ。30分間の「モーニングジャーナル」を行うことで、あなたの人生は変わるかもしれない。

世界は宝の山のようなものだ。しかし、埋もれた宝を見つけるには、自分から出かけていき、他人の頭の中をせっせと掘る必要がある。そのとき、質問はあなたのつるはしになる。競争上の強みになる。そういう意味において、当サイトでこれまでに学んだ内容、そしてこれから学ぶ内容は、さまざまな「武器」を満載した武器庫になるはずだ。

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