9月4日、第9回China Next(中国研究会)「中国・事業立ち上げの最前線から」を国立オリンピック記念青少年総合センター(東京、代々木)にて開催いたしました。
講師は、医薬品研究開発関連企業において、中国人3世というバックグラウンドを活かしながら、日中の架け橋としてご活躍中の廣田氏。ユニチャームやベネッセでのご経験も踏まえつつ、中国における事業やブランド立ち上げのポイントを、非常に分かりやすくお話しいただきました。
日本にとっての中国の重要性は増加する一方、中国から見た日本の重要性は必ずしもそうではありません。こうしたマクロ環境の中で、日本企業はどのような点に気をつけて、いかなる戦略を取るべきかについて考えを深めるきっかけとなりました。
お話の主なテーマは以下の通りです。
1.事業立ち上げ①:会社の立ち上げ
①会社スキームの検討と会社設立
②合弁パートナー選択とコラボ
③中国におけるマネジメント
2.事業立ち上げ経験②:商品ブランドの立ち上げ
①子供用おむつ(上海、他地域のFS)
②大人用おむつ(上海)
③ビジネス日本語(広州)
廣田氏は、ここ20年間の経済成長の停滞や日本の国際競争力の低下(IMDランキング27位)ばかりでなく、中国にとっての貿易相手国としても第3位に低下、対中直接投資額・件数の減少、など日本のマクロ環境の厳しさを指摘する一方、中国で求められるlocalizationと普遍的な戦略・ノウハウを組み合わせて着実に行動に移していけば、日本企業にも勝機があるとのメッセージを送られました。
特に、本社のノウハウや支援を結集しつつ、現地ニーズの発見×現地法人の支援を強化していくことで、成功確率は高まる、と強調されたほか、これから中国で成功するための原則として、①不変のもの、②重要度が増すもの、について以下のとおり紹介がありました。
不変の原則
① 戦略策定と実行
②ネットワークとコミュニケーション力
重要度増す原則
①ブランド力
②リスクテイクと標準化(総力戦)
③市場機会×強みで確実に勝つ(負ければ撤退)
商慣習も常識も異なる中国の方々とのコミュニケーションにおいては「お互いの共通点」を多く見つけることが大切、との指摘は、忘れがちながら重要な点だと気付かされました。
会場には、中国ご出身の方のほか、中国在住経験や中国でのビジネス展開を考えている方などもいらっしゃり、非常に活発な議論が行われました。参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。China Nextでは、引き続き、日本と中国について考える機会を提供していきたいと思います。どなたでもご参加いただける勉強会ですので、どうぞ奮ってご参加ください!


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