
4月25日、第5回China Next(中国研究会)「中国の生命保険ビジネス」を国立オリンピック記念青少年総合センター(東京、代々木)にて開催いたしました。
講師は、ネット生保のマーケティング部長代行を務める傍ら、MPIの理事でもある松岡洋平氏。戦略コンサルタントとしての豊富な経験とデータに裏打ちされたプレゼンテーションに、会場からは「ユニークな視点であるにもかかわらず、非常にわかりやすかった」「全体のストーリーとそれを支える情報量に圧倒された」などの声が上がりました。
まず、「中国の生保の市場規模は世界10位以内に入っているか」「文化大革命のとき、中国には生保が存在しなかったか」など10問の「中国生保クイズ」からスタート。会場にはほとんど正解の方もいらっしゃいましたが、ここで「(生保に限らず)中国に対する注目は高まっているものの、意外と実態、特にデータは知られていない」ことに気付きます。
さて、まず松岡氏は新興国における生命保険ビジネスの特徴として、以下の3点を仮説として挙げました。
①保険の発展は、損保→生保の順
②銀行網の発達度合いによるチャネルの変化(通常は銀行がメイン)
③制度要因(公的保障など)や株式相場に大きく左右される
3つのポイントもさることながら、、「中国の特徴」と言っているものが、「中国固有の特徴」なのか「いわゆる新興国に共通する特徴なのか」については、意外と見落としがちである、というのは重要なポイントです。
次に、プレゼンは中国の生命保険ビジネスに移りますが、ここでも松岡氏は元戦略コンサルタントらしく「ビジネスをやる時は、まずその市場の歴史を理解せよ」という教訓を実践し、1800年代から中国生命保険市場の動きを概説。その後、「商品性」「チャネル」「顧客(市場)」とビジネスのキーとなる要素毎に、豊富なデータを踏まえて詳しい解説が続きます。また、事例研究として、AIGがいかに中国市場に参入していったか、というケースを踏まえつつ、日本企業が中国市場に参入する場合に留意すべきポイントなどが紹介されました。
MPIや生保関係者の皆様のみならず、中国人の方や中国ビジネスをご自身で展開されている方など、25名弱の方にご参加いただき、大変活況でした。
次回は5/30日(日)夜にJETROの丁可さんをお招きして、中国の中小企業の実態について語っていただきます。みなさま奮ってご参加ください(連絡を希望の方は、info[@]mpi-net.org までご連絡ください )!


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