New Leaders, New Solutions, New Beginning.

2010. 3

(開催報告)第4回China Next「日本からみた中国、中国からみた日本」を開催しました

3月22日、MPIでは、第4回China Next(中国研究会)「日本からみた中国、中国からみた日本」を国立オリンピック記念青少年総合センター(東京、代々木)にて開催いたしました。

講師は国際交流基金にてアジアとの知的交流・文化交流推進を担当している丁寧氏。シリーズ初の中国人講師をお招きしたということもあり、ディスカッションは、非常に知的刺激に溢れたものとなりました。

MPI中国研究会第4回「日本からみた中国、中国からみた日本」(3/22)のご案内

◆MPI中国研究会【China Next】◆
第4回「日本からみた中国、中国からみた日本」

日本と世界にとってますます重要性を増す中国。この国は今後どこへ向かうのか。2009年11月からスタートしたMPIシリーズ勉強会「China Next」では、経済、ビジネス、政治、安全保障、文化交流など多様な観点から中国の動向を眺め、その先行きとインパクトについて考えます。

第4回目の今回は、初の中国人ゲストとなる丁寧氏をお招きし、中国と日本の将来、お互いの国の強みと弱み、パーセプションの違いなどについて、考えを深めていければと思います。日本人だけでは気づかない、中国の方の見方に関心のある方にとって必見の内容、また大変貴重な機会となっておりますので、どうぞ奮ってご参加ください(使用言語:日本語)。

■日時:2010年3月22日(月・祝)10:00~12:00
※終了後、有志によるランチ懇親会を開催。

■場所:国立オリンピック記念青少年総合センター 【詳細な部屋番号は、決まり次第、お申込みいただいた方にご連絡します】
※http://nyc.niye.go.jp/

理事長による新渡戸国際塾に対する推薦の言葉が掲載されました

国際文化会館が、日本人の国際的な存在感が希薄になっているという問題意識から、次世代を担うリーダー育成のために2008年に開校した「新渡戸国際塾」の3期生の募集が開始されました。

これに関し、理事長の山崎が、2期生として、推薦の言葉を掲載していますのでお知らせします。

MPI中国研究会第3回「中国ビジネス、現場からの報告」を開催しました

2月21日、MPI中国研究会第3回「中国ビジネス、現場からの報告」を国立オリンピック記念青少年総合センター(東京、代々木)にて開催いたしました。
講師は総合商社に勤務する中山竜一氏。中国の大学への留学と事業拠点での研修を経て、中国との硫黄売買ビジネスに従事しています。

硫黄といえば温泉が思い浮かびますが、肥料、タイヤ、衣料品などの原料になる物質です。昔は鉱山から採掘されていましたが、現在は石油の精製過程で発生する副産物として採取されています。ガソリンを燃やすとSOxガスというのが出て酸性雨の原因になる、という話を聞いたことがある人は多いと思いますが、あのSOxのSが硫黄。環境負荷を減らすためSを抽出するのだそうです。
日本は原油輸入大国であるため、精製所で多くの硫黄が生産され、海外に輸出されています。その最大の輸出先(なんと90%)が中国というわけです。農業大国でもある中国の硫黄需要は莫大なのだそうです。
驚愕したのがここ十数年の硫黄価格の推移。北京五輪後、資源バブル崩壊後のタイミングと同時に起こったバイオエタノールのブームによって数十倍にまで急騰しました。バイオエタノールの原料はトウモロコシなので肥料需要が急増したことによるもの。このとき中国では硫黄取引の投機家が無数に現れ、中山氏の会社にも買い注文が殺到したそうです。
この事態に対し、中国政府は国内の農家保護のため輸出関税を110%も課すという大胆な政策を機敏に実行。そのため程なく価格は急落し、もとの水準に戻ったのだとか。中国市場のダイナミズムを感じるエピソードでした。
その他、中国人との交渉の話や、現地企業の人材の傾向など、興味深い話が多々ありました。なお、中国人が最近しばしば使う言葉に、次の意味の言葉があるそうです。
「一人の中国人は竜だが、一人の日本人は虫だ。三人の中国人は虫だが、三人の日本人は竜だ」
単独だと中国人は日本人よりずっと強力だが、チームプレーとなると日本人にはかなわない、と言われるのだとか。あまりステレオタイプな見方をしてはいけませんが、中国人の中にはチームプレーへの課題認識が強まりつつあるようだ、とのお話でした。
中国ビジネスの現場の葛藤やおもしろさを感じたひと時でした。中山様、参加者の皆様、ありがとうございました。