3月7日、グローバル気合塾(GKJ)の第4回特別企画として、再度米軍基地を訪れるとともに、横須賀に保存されている戦艦「三笠」を見学しました。
司馬遼太郎の小説『坂の上の雲』の舞台にもなっている戦艦「三笠」は、日露戦争中、東郷平八郎が指揮する連合艦隊の旗艦で、ロシア帝国との日本海海戦において、有史以来の圧倒的大勝を成し遂げたことで有名です。
そして、日本海海戦の大勝利は、日本が西洋史の表舞台に繰り出す契機となり、この大事業を成し遂げた三笠は、記念艦として横須賀の地にすえられ、現在は、艦内に日露戦争の資料や写真などが多数展示されています。(かなりのボリュームです。)
では、なぜ、封建の世から目覚めたばかりの幼い日本国家が、近代国家の大国に歴史的大勝をおさめることができたのでしょうか?
その答えを、私はある展示品の中から見つけられたような気がします。
その展示品とは、東郷平八郎の直筆の掛け軸です。掛け軸には、力強い文字で、「皇国ノ興廃此ノ一戦ニ在リ各員一層奮励努力セヨ」と書かれていました。
この言葉は、日本海海戦の直前に、東郷提督が全艦隊に発したメッセージだそうで、要するに、「この一戦で日本の未来が決まる。おまえら死ぬ気でやれ」という意味になります。
当時の日本は、まわりが欧米の列強国ばかりの中で、いつ植民地化されてもおかしくないという状況でした。
しかし、当時の日本人は、やがては手が届くと思い焦がれた欧米的近代国家というものを、「坂の上にたなびく一筋の雲」を、あきらめませんでした。
当時の日本人は、国民一人一人が、本気で国を変えてやろう、本気で国を動かそうと、とてつもないハングリー精神とすさまじいモチベーションを持って、ものを考えていたのだと思います。
そのような渇望から生まれる真剣さが日本の勝利を導いたのだと私は思いました。
そして、そのような「渇望から生まれる真剣さ」は、MPIに期待されているミッションに、似ているものだと感じました。
そのことを象徴する、MPI創立者平山氏の言葉に次のようなものがあります。
「日本を変えたい、日本をもっと良い国にしたい、夢を見ることのできる国にしたい。その自分の目標から自分の現時点まで逆算してみて、何が出来るようにならなければいけないかを考えると、それはもう、多過ぎて、しかもその99%を、今の自分は出来ていないと思う。そう思うからこそ、私は努力する。何が何でも成長したいという思い、ここで立ち止まったら駄目だという危機感、それを強く感じるからこそ、頑張ろうと思う。自分の未来を、おかしな形にコントロールされて納得できないでしょう。やっぱり自分の求める生活がしたい、自分の求める未来を手に入れたい、皆そう思うはずです。ただ、それを背負うのは難しい。おそろしいくらいの責任の重さがあります。それでも、私は背負っていきたいし、背負うに値する人間になりたいんです。」
MPI魂と、「坂の上にたなびく一筋の雲」を目指していた当時の日本人とには通じるものがあるということを感じ、気分引き締まる一日となりました。
(文責:長谷川)


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