New Leaders, New Solutions, New Beginning.

2004. 5

維新の路を行く②「土佐の路」――豪胆にして直情、「いごっそう」の血脈(虎)

明治維新ゆかりの地に足を運び、近代日本をつくった先人たちの気概と足跡を紹介する連載「維新の路を往く」。第二回となる今回、スタッフが訪れたのは現在の高知県、すなわち土佐である。坂本竜馬や中岡慎太郎、後藤象二郎など、幕末から維新にかけて多数の志士を生み出した、この地の風土と人々の生き方には、いま求められている現代の維新New Beginningへの手掛かりが潜んではいないだろうか――。

社会の中の自分の位置を考えろ:細野豪志氏〔衆議院議員〕

「真面目に自分のビジネスをやろうと思う人は必ず政治の問題にぶつかる……きちんとビジネスをやっていけば、自分の仕事が社会の中でどのような位置づけにあるかを考えるでしょう。そうすれば自然と政治を見ることになると思うのです」――民間シンクタンクを経て政治家となった細野氏の思いを聞く。

フランスで学び、日本を愛す:北上リグ氏〔フランス大使館〕

「若い人たちには、前の世代の、反動的で偏った日本観や世界観を鵜呑みにせず、自分の日本観や世界観を持って欲しい。そして日本のことを良く知り、愛して欲しい。自分の国を知らず、祖国愛もない人は、真の国際派にはなれません」――国際派の論客・北上リグ氏に政治のあるべき姿を聞く。

理想と現実のバランス感覚を武器に:寺田学氏〔衆議院議員〕

「政治に興味を持たないなら持たないでいいと思うのです。けれども、政治に無関心ではあっても、政治に無関係ではいられない。そのことをきっちり考えてほしいですね。無関心であるがゆえに自分が被る不利益というものがあるかも知れない」――民間企業から27歳で政界入りした寺田氏に政治への思いを聞く。

心を自由に、自分を信じて:石井陽代氏〔料理教室GRAND CHAMP〕

「食」と「健康」を機軸に、フィールドを広げる石井さん。食べることの喜びや、つくることの喜びを多くの人に伝えたいから。大切な人に、健康でいてほしいから。彼女の働く理由は、明快で、美しい。「好きなことを追求していたら、このようになりました」。ビジネスの世界は、そんなにシンプルなもの? つい、首を傾げてしまう私たちに、彼女は言う。「自分にはできると信じていれば、できてしまうものよ」。

信念の力:ロバート・ペトロスキー氏〔カート・サーモン・アソシエイツ〕

米財務省や大手メーカー等での活躍の後、コンサルタントとして日本にわたったペトロスキーさん。飽くなき挑戦を続ける彼の口から、澱みなく語られる、力強い言葉の数々。誠実であること、チームワークを大切にすること、情熱を持つこと、そして信念に忠実に生きること。今一度、この言葉たちに真正直に向き合ってみよう。より良い「生き方」「活き方」を手に入れるために。

私が私であるために:植垣晶恵氏〔株式会社リクルート〕

昨今の「自分らしさ」の大合唱は、その喪失の裏返しのようでもある。一方で、植垣さんの言葉は率直で潔く、だからこそ、本物の「自分らしさ」と充実感に満ちている。「自分らしさ」のトレンドを、それに踊らされるのでなく、当たり前のものとして生きる。その生き方が「美学」という言葉で語られるのは、決して生易しいものではない「自分らしく」生きる努力が、実際、美しいものだからではないだろうか。

世の中すべて、需要と供給:中野稔彦氏〔大和証券SMBC〕

需要と供給。一攫千金のチャンスを生み出す一方、マーケットメカニズムは、時に冷徹とも言える動きを示す。そんな「市場」に長年向き合ってきた中野さん。「自分の価値観」を大切にしながらも、偏狭な「売り手市場」の発想には与しない。ビジネス人生を株式市場に擬えて語る彼に、ビジネスパーソンの「自立」とはどういうことなのか、それはいかにして可能になるのかを訊いた。