大学時代に力をいれた活動は何ですか?
合気道部での活動です。毎日授業の後に1~2時間の練習をしていました。3年生の時には副将をしていました。
なぜそのような活動に取り組まれたのですか?きっかけを教えてください。
大学では「1つのことに真剣に取り組みたい」と考えていたからです。合気道は中学2年生から始めて初段を持っていましたが、自分では中途半端だと感じていたので大学では真剣に取り組みたいと考え入部しました。
それと、偶然にも中学2年生から習っている師範が大学の合気道部でも教えていたことも理由の一つでしたね。なんとなくでも続けてきたことを、このままやめるのはもったいないと思い、大学では一生懸命やろうと思いました。
それらの活動から学んだこと、得たことは何ですか?
合気道部は初心者入部が多い中、私は経験者だったので、2年生の時は教える立場になりました。しかし、同じ学年で一からはじめた人がメキメキと上達しうまくなっていくことに焦りを感じ、悩みました。いい結果を出すにはどうしたらいいか考えていたら、自分のなかに変にプライドがあることに気づきました。「人は人、自分は自分なんだ」ということがわかり、人に振り回されて焦らないで自分はどうしたらいいのかを冷静に考えられるようになりました。
3年生になると幹部として、下級生との接し方についても考えるようになりました。私は副将を務めていましたが、先輩といっても1、2年の違いです。ですから「師範はこうおっしゃっていたよ」、「こう思わない?」など、後輩と一緒に考えるようにしていきました。これが好評で、後輩が色々と聞きに来てくれるようになりました。とても嬉しかったですね。
また、合宿の計画を立てる時に、レクリエーションを考えたのですが、それはとても楽しかったです。先輩後輩の別なく、部員みんなが楽しめるように、どんなことをすればよいか、幹部のみんなと考えることが楽しかったです。当日は、その企画に対して、部員のみんなも、自分たち自身も楽しむことができて、とても嬉しかったですね。今考えると、自分を含めみんなで頑張ったものを人に提供して、その人に喜んでもらうことに私は喜びを感じるし、好きなんだなと思いますね。
就職活動について教えて下さい。会社を選ぶ際に軸となったことは何ですか?
「世の中のお金の流れを良い方に変えるしくみをつくりたい」と考え、働きながら金融の勉強をしたいと思い、現在の会社を選びました。
もともと私は農学部だったので環境問題に興味があり、CSRなど環境問題を重視している会社の説明会に参加していました。金融機関は全く関心がなかったのですが、たまたま、金融機関のインターンシップに参加したことにより、CSRを積極的に行っている企業に投資するファンドがあることを知りました。金融で社会貢献が出来ることを知り、金融業界で働こうと思いました。金融業界のなかでも、実力があって自分が成長できる会社、将来的にやりたいことが出来る会社を選びました。
どんな業界や会社を受けましたか?
はじめは様々な業界、会社にエントリーしていましたが、最終的には金融業界のみに絞りました。選考開始時期が早かったことも理由の一つです。参加した会社は証券、信託、都銀などです。
現在働いていらっしゃる会社を選んだ理由は何ですか?
「やりたい想い」「できる実力」をみせればやらせてくれるという風土があることが決め手でした。何人かの社員の方にお話を聞いているうちに、仕事は厳しいけれど、ここなら自分に実力がつけられると思いました。
他に内定を出すと言われた会社もありましたが、選考に参加している学生の雰囲気が、今の会社の方が元気で、面白い人が多いと感じ、そちらを選びました。一緒に働くなら、様々な感性を持った人がいいなあと思いましたし、そういう色々な個性を認める風土って素敵だなと思ったので。
お仕事について聞かせていただけますか。働いている会社にはどのような仕事がありますか?
大企業なので、全部でいくつのどんな仕事があるのかは、はっきり言ってわかりません。ただ、新入社員の配属先ということで見ると、7割は営業、他の3割は投資銀行、リサーチ、その他各部署の補佐という感じです。やりたい仕事内容、例えば海外勤務がしたい、留学制度に応募したい、などがあれば、ずっと手を挙げていれば行かせてもらえることが多いようです。ただし、その場合でも、前の部署での実績や、本人のやる気と熱意が大きく関係するようです。
現在しているお仕事は?
支店に配属され、新規顧客開拓のための外回り営業をしています。毎日外に出て、個人宅や中小企業、病院など様々な所を訪問します。1日に100件ほど訪問し、資産運用についての提言をさせて頂いています。
一日の仕事の流れは、まず上司(新人には直属の教育担当者が付きます)とその日一日のスケジュールの打ち合わせをし、日経新聞の読み合わせをします。その後、課のミーティングに出てから、外回りに出かけます。日中は外を回り、夕方会社に戻ってから、その日の営業活動をまとめたり、打ち合わせをしたりして、一日の業務が終わります。
新商品が出るとそれについての勉強会があったり、社内の他の専門部署の方が支店に来られての勉強会があったりします。後者の場合は、その方を招いての食事会でお話をお聞きするのも、仕事の一つと位置づけられています。
学生時代とのギャップを感じることはありますか?
「雇われている」ということを意識しますね。お給料をもらって働いているということで責任を感じますし、厳しさも感じます。体調を崩しても、学生の時のように簡単には仕事を休めないのはもちろん、自己管理ができていない、と叱られてしまいます。また研修や勉強についても、学生のときは自分がお金を払って教えてもらう側でしたが、今は会社のお金で勉強させて頂いているので、自分に費やされた分のお金を、将来会社に返せるように、しっかり身につけないといけないと思います。
また、当たり前のことなのでしょうが、やはり上下関係は厳しいですね。入ったばかりの新人は、雑用から飲み会での給仕まで何でもやらないといけないので、苦痛に感じることもありますね。こんなことするために会社に入ったわけじゃない…って思ったり。もちろん、上の人に比べて仕事ができない分、そういった面で返すというのはごく当たり前のことではあるのですけれども。
金融業界で求められるものはありますか?
まずは「人と会話ができること」。そして「人が好きで興味が持てること」ですね。一人の営業担当者にとってお客様は何人もいらっしゃいますが、一人のお客様に対してはその会社の営業担当者は自分一人です。何人もの方とお話はしますが、個性や求めていることは人によって違います。お客様自身やご家族、生活、事業内容に関心を持ち、お話を聞きながらニーズを聞き出し、その人にあった提言をすることが重要なんだなと感じています。
将来のビジョンを教えてください。
短期的な目標ですと、やはり営業成績を上げたいですね。そうやって結果を出せば、認められる社風なので。そのためには法人など規模の大きなお客様とのお取引をもっとしなければいけないと思います。
長期的なビジョンですと、「金融の新しいしくみを創りたい」ですね。私が金融業会に飛び込んだ動機がそもそもこれなので、やはりそこはこだわりたいです。そのためには、様々な勉強や実務経験も含めて、もっともっと頑張らなくちゃいけないと考えています。
そのほかに感じていることはありますか?
ひとたび外にでれば、「自分は会社の顔である」と言うことを意識しています。お客様から見たら「その会社の人」であるわけなので、自分の行動一つで、会社全体のイメージが良くもなり悪くもなる、ということを頭においておく必要があると思います。